
羽織る樹々
何気ない風の音や枝葉の揺れる音 樹々の振る舞いに譲りながら、私たちは此処に居たい 日常の暮らしを自然に委ねて重なり合い、混ざり合う 居心地の良い五感がまとわりつく 此処ではいつも柔らかい時が薫る 私たちは樹々と共棲してゆく いつもの柔らかいこの場所で
羽織る樹々
何気ない風の音や枝葉の揺れる音 樹々の振る舞いに譲りながら、私たちは此処に居たい 日常の暮らしを自然に委ねて重なり合い、混ざり合う 居心地の良い五感がまとわりつく 此処ではいつも柔らかい時が薫る 私たちは樹々と共棲してゆく いつもの柔らかいこの場所で
深い空
移り変わる一日の空 季節の空 それは毎日の暮らしの中に映りこんでくる何気ない情景 東雲と月影に調律されるかのように 空間は自然な状態に寄り添っていく いつもの空 器のような空 そして永く寄り添う深い空
コヨミズキ
窓辺にもたれかかって眺める山の樹々。 陽の光で刻まれてゆく秒針で暮らしは彩られる。 東の空が明るくなる、この僅かな時間が大好きなんだ。 ボクたちは、この日常の何気ない風景が大好きなんだ。 窓の外の風景は、暦のように四季を映し出してくれるからね。
瞬く間の情景
ひんやりした夜明け前の空に近づいてみる キラキラした木漏れ陽に近づいてみる 深い雪、長い雨、夜空に座る星に近づいてみる ボクは居場所を転々とする 刻まれる時季を転々とする いつもの何気ない瞬く間の情景を感じたいから
繋がる庭と家
庭を中心に部屋が並べられることにより 近隣との距離感も程よく保ちつつ、日差しが遮られることもない。 住宅街の中に建つ自分たちだけの特別な場所。
ma-do-ru
ボクたちは関係を間取る。ボクたちは空の気を間取る。 空の色と風の色と今と昔を。結び合わせて響かせて。 ワタシたちは程良い距離で間取る。 ワタシたちはいつまでも間取る。 温かくて心地良いこの場所で。「ma-do-ru」
コートテラスを備える家
勇払の住宅街に立つコートテラスを備える家。開かれた角地での計画の中で、程よく近隣との距離を保つコートテラスを用いた。このことが外部からの視線を低減させ、常時テラスに向かって開放的な暮らしを実現する。
ナナメヤネ
自然は忙しい日常にひと時の休符をうってくれる。 だから、一日の始まりは雑木林を招く、ナナメヤネのダイニングで。 開口部を抑えたリビングからも、 少しだけ目を向ければ、いつでも自然を取り込める。 この家は内と外の境界線をいつでも自分が心地よい場所 に置くことができる。