羽織る樹々
何気ない風の音や枝葉の揺れる音 樹々の振る舞いに譲りながら、私たちは此処に居たい 日常の暮らしを自然に委ねて重なり合い、混ざり合う 居心地の良い五感がまとわりつく 此処ではいつも柔らかい時が薫る 私たちは樹々と共棲してゆく いつもの柔らかいこの場所で
羽織る樹々
何気ない風の音や枝葉の揺れる音 樹々の振る舞いに譲りながら、私たちは此処に居たい 日常の暮らしを自然に委ねて重なり合い、混ざり合う 居心地の良い五感がまとわりつく 此処ではいつも柔らかい時が薫る 私たちは樹々と共棲してゆく いつもの柔らかいこの場所で
深い空
移り変わる一日の空 季節の空 それは毎日の暮らしの中に映りこんでくる何気ない情景 東雲と月影に調律されるかのように 空間は自然な状態に寄り添っていく いつもの空 器のような空 そして永く寄り添う深い空
コヨミズキ
窓辺にもたれかかって眺める山の樹々。 陽の光で刻まれてゆく秒針で暮らしは彩られる。 東の空が明るくなる、この僅かな時間が大好きなんだ。 ボクたちは、この日常の何気ない風景が大好きなんだ。 窓の外の風景は、暦のように四季を映し出してくれるからね。
瞬く間の情景
ひんやりした夜明け前の空に近づいてみる キラキラした木漏れ陽に近づいてみる 深い雪、長い雨、夜空に座る星に近づいてみる ボクは居場所を転々とする 刻まれる時季を転々とする いつもの何気ない瞬く間の情景を感じたいから
Dada。
自転車いじりをする土間、植物をたくさんディスプレイできる場所、 多趣味なご夫妻は一緒に大きなキッチンでランチをつくる。 大きな窓、緑の庭、心地よい陽射。 だだっぴろく、武骨に楽しむ。
大人の時間を愉しむ家
ゆっくりと時間が流れる休日の午後は、自慢のオープンキッチンで僕が手料理を振舞う。 「今日は特別に、あのワインをあけようか」。 お気に入りのスツールに腰掛ける妻は、お酒も入っていつもよりちょっと上機嫌。 カーテンウォールの向こうに広がる広大な緑が、夕日に染まってやがて闇にまぎれていく。